不妊治療中でも医療保険に入れる?【保険相談500件で答えてきた「本当のところ」】

結論:不妊治療中でも医療保険に入れる可能性はあります。ただし加入できるかどうかは保険会社の審査部の判断次第で、年齢や他の既往症の有無によっても大きく変わります。「不妊治療中だから必ず入れない」とも「誰でも入れる」とも言えないのが正直なところです。

私はこれまで保険相談の現場で500件以上のご相談に対応してきました。不妊治療に関するご相談も多く、その中で伝えてきた「本当のところ」を、営業トークも含めて正直にお話しします。

「不妊治療してると保険どうなるの?」に、現場でどう答えていたか

この質問は本当に多かったです。そして私が現場でお答えしていたのは、突き詰めると一つでした。

「加入できるかは審査部次第です。ただ、ダメだった場合でもお金はかかりません。だから、審査だけしてみる価値はあります」

保険は誰でも入れる商品ではありません。健康状態を告知し、審査を通った人だけが入れます。だからこそ「自分は不妊治療中だからどうせ無理」と最初から諦めてしまうのは、とてももったいない。申し込んで審査を受けるだけなら費用は発生しません。入れなければ入れないで、失うものはないのです。

不妊治療と告知・審査の「現実」

正直にお伝えすると、加入の可否を一概に言うことはできません。理由は、審査が複数の要素を総合して判断されるからです。

影響しうる主な要素として、不妊治療の内容や段階、年齢、そして他の既往症の有無などがあります。不妊治療そのものだけでなく、こうした条件が組み合わさって審査部が判断します。だからこそ、同じ「不妊治療中」でも、ある人は入れて、ある人は条件が付き、ある人は見送りになる、ということが起こります。

ネット上には「不妊治療中は入れない」と言い切る情報もありますが、現場感覚ではそこまで単純ではありません。可否は人によって、そして保険会社によって違います。1社で見送りになっても、別の会社では条件付きで入れることもあります。

告知は正確に。ここだけは絶対

不妊治療を受けている場合、その内容は告知の対象になります。ここで大事なのは、告知は正確に行うことです。仮に告知漏れがあり、それに関連する事柄で入院や請求が発生した場合、告知義務違反として保険金や給付金が支払われない可能性があります。

「書かなければ通るかもしれない」ではなく「書かなかったせいで、いざという時に出ない」——これが告知漏れの本当の怖さです。正確に告知した上で審査を受ける。これが結局は一番の近道です。

ベストなタイミングは「治療を考え始める前」

身も蓋もない話ですが、保険加入のベストタイミングは、妊活・不妊治療を始めるより前です。健康状態に何もない状態が、最も選択肢が広く、保険料も安く、一生涯保険料が上がらないタイプの保険にも入りやすい。

とはいえ、すでに治療中の方も諦める必要はありません。今の状態で入れる選択肢を探すことは十分できます。大事なのは順序で、「まず現状を正確に把握し、複数社で審査を受けてみる」ことです。

今からやるべき3ステップ

ステップ1:自分の現在地を整理する。治療の段階・年齢・他の既往症を、告知に備えて正確に把握しておきます。

ステップ2:複数の保険会社で審査を受けてみる。1社の結果がすべてではありません。審査を受けるだけなら費用はかかりません。

ステップ3:迷ったら、告知の前に専門家へ相談する。どう告知したらいいか、どの会社が現状に合いそうかを、無料の相談で一度整理しておくと確実です。

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よくある質問

不妊治療中は医療保険に入れませんか?

一概には言えません。加入の可否は保険会社の審査部の判断により、治療内容・年齢・他の既往症などを総合して決まります。入れないと決めつけず、審査を受けてみる価値はあります。

審査に落ちたら費用はかかりますか?

申し込んで審査を受けるだけなら費用は発生しません。見送りになっても金銭的な損失はないため、まず審査してみるという選択肢があります。

不妊治療のことは告知しないといけませんか?

はい。告知の対象になります。告知漏れがあると、関連する入院などで給付金が支払われない可能性があるため、正確に告知した上で審査を受けてください。


※本記事は筆者の保険相談実務の経験にもとづく一般的な情報提供であり、特定の保険商品の勧誘・推奨を行うものではありません。加入の可否・保障内容・支払条件は各保険会社の約款および審査によって異なります。最新の情報は各保険会社・代理店にご確認ください。

Christopher(クリストファー)

株式会社VanceTrunk 代表取締役/AFP(日本FP協会認定)/宅地建物取引士

保険相談の現場で500人以上の相談に対応してきた実務経験をもとに執筆

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